STAFF BLOG

  • ハリソンズのフロンティア

    投稿日:2023/11/05 14:39

    ハリソンズのスーツコレクションの中でも特に人気の高いフロンティア。

    リニューアルのスパンも他のコレクションに比べ短く、3年程で新しくリニューアルを繰り返しており

    現在のラインナップは無地、チェックが多数収録されストライプは少な目です。

    近年人気のブラウンやグリーンのカラーもラインナップされております。

    これは、他のハリソンズのコレクションとは異なる特徴で、一番トレンドが反映されているとも言えます。

    適度なハリとウェイトがありオールシーズン向けの生地ながら平織。

    珍しいコレクションです。こちらのフロンティアに良く似た生地組織のコレクションを

    ダグデールブラザーズ社が展開していますが、そちらはおそらく5年以上リニューアルなどされておらず、

    対照的で如何にも英国的なクラシックな柄、カラーが中心です。どちらもご用意しておりますので

    じっくり見比べるのも楽しいと思います。

    因みに画像のスーツはネアポリスモデルで仕立てたフロンティアです。

    神林

     

     

  • チェスターコート

    投稿日:2023/10/30 19:55

    自分用のチェスターコートが仕上がりました。

    生地は国産ウール100%のヘリンボーンです。

    スーツスタイルにコーディネイト予定です。

    1着分のみストック生地が残っております。

    コート 55,000円~(税抜き)

    銀座店 神林

  • ツィードジャケット

    投稿日:2023/10/30 14:47

    W.Bill社のシェットランドツィードでお仕立てしたカジュアルジャケット。

    膨らみのある生地で厚みがありますが390gのミディアムウェイトで打ち込みの甘い

    柔らかなツィードです。ウェストポケットはプリーツ、フラップボタン付きのカントリー調。

    こちらのポケットデザインはサファリジャケット用に以前パターン作成した際にデザインを起こした物です。

    オプション料金5,000円(税抜き)にて承っております。

    銀座店 神林

  • ブリテッシュアメリカンテイスト ネイビージャケット

    投稿日:2023/10/23 11:36

    本日ご紹介するアイテムはお客様よりオーダーいただきましたネイビージャケットです。

    生地はCANONICOのSuperbioです。

    21マイクロンの太番手のウールを使用し打ち込みもシッカリしております。

    ハリコシがあり、フラットな表情であるため今回はメタルボタンを合わせ、ブリティッシュアメリカンテイストの

    ネイビージャケットに仕上がりました。

    グレーのパンツの着用が多いお客様ですので、相性は抜群です。

    永きご愛用となれば幸いです。

    税込63,800円+メタルボタンオプション税込2200円

    横浜、みなとみらいでオーダースーツ、オーダージャケット、オーダーパンツ、オーダーシャツをご検討の際は是非、お気軽にご連絡お待ちしております。

    Sato Tailor 横浜馬車道店

     

  • Polo coat

    投稿日:2023/10/21 15:47

    イタリアのカノニコ社のウールでお仕立てしました。

    ウェイト520gの生地ですが膨らみのある厚手の生地でラペルやカフのボリュームが出ます。

    艶の美しいビーバー仕上げのコート生地と異なり、武骨な男らしいコートです。

    こちらの生地でのオーダーコートは75,000+taxですが

    画像の様なターンナップカフ、バックスタイルの場合は+13000円+taxを頂いております。

    銀座店 神林

  • 10月7日13時~ 四谷店臨時休業時間のお知らせ

    投稿日:2023/10/04 18:07

    平素はSatoTailor四谷店をご利用頂き誠に有難うございます。

    SatoTailor四谷店では来る10月7日(土曜日)に四谷店店舗限定イベントの為臨時休業時間を取らせていただきます。

    誠に勝手ながらではございますが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

    お客様には大変ご不便をお掛け致しますが、重ねましてご理解の程よろしくお願い致します。

     

    休業時間:10月7日(土)13:00~終日

     

    尚、銀座店、横浜馬車道店は通常通り営業しております。

    10月7日、土曜日の銀座店、横浜店の営業時間は通常の午前11:00~午後6:00となっております。

    銀座店、横浜店にご来店の際は、なるべくご予約をいただくことをお勧めいたします。

     

    SatoTailor 四谷店

  • OYSTER

    投稿日:2023/10/02 17:08

    質実剛健という言葉がぴったりなスーツ生地コレクションを多く展開している

    創業160年の英国の名門生地マーチャントである

    ハリソンズオブエジンバラのOYSTER(オイスター)。

    48番手の双糸を縦糸、横糸に使用し400gのヘヴィーウェイトに織り上げた実にハリソンズらしい生地です。

    冬物でありながら生地表面の毛羽がなく適度な光沢が高級感を感じます。

    2ピーススーツ ¥125,400(税込み)

    銀座店 神林

     

  • SatoTailor四谷店・スーツウォーク

    投稿日:2023/10/01 12:54

    本日10月1日、SatoTailor四谷店は東京スーツウォーク(イベント)に参加の為一時休業いたします。

    スーツにもっと親しんでもらう、業界をあげての仕掛けにSatoTailorも協力いたします。

    「東京スーツウォーク」は14時より丸の内駅前広場をスタートします。

    尚、四谷店の営業は夕刻には再開する予定です。(銀座店、横浜馬車道店は通常通り営業しております)

    皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

    SatoTailor四谷店

    佐野

  • ハリソンズの160th アーカイブカシミヤ

    投稿日:2023/09/25 16:54

    今年、1863 年の創業より 160 周年を迎える

    ハリソンズが展開する今季限定のカシミヤ100%の特別なカシミヤジャケットコレクションです。

    ソフトでラグジュアリーな手触りは勿論、柄、色使いが秀逸です。

    ジャケット ¥308,000(税込み)

    銀座店 神林

  • brisbane moss 正統派コーデュロイ

    投稿日:2023/09/24 16:44

    四谷店です。

    店頭慣れの為の期間も含めて、SatoTailorに合流してからあとひと月ほどで1年となります。

    9月から秋のシーズンがスタートしたらインスタに加えSatoTailor四谷店としてのブログアップもしようと思いながら、画像を撮るまでは良かったもののあっという間に9月ももう終盤。遅蒔きながらブログ、上げてみます。

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    ただいまSato tailor 各店では「ラグジュアリーフェア」開催中です。フェアも残すところあと7日。ロロピアーナやエルメネジルドゼニアなどラグジュアリーな生地ブランドでオーダーをお考えなら今がお得です。

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    といったフェア開催の中で、この秋なかなかしびれる生地の入荷情報もありでそっちを紹介したくなるのがわたくしです。すでにインスタでおなじみの方には慣れた流れかもしれませんが、ネクタイのようになんでも少しずらすのが私の癖でしてお許しください。

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    画像にあるのは英国ブリスベン モスのコーデュロイ。ハイ。ガッチリ、重い、です。中コールの方は680g。

    そこがまた好きな人にはたまらない、質実剛健、正統英国コーデュロイです。

    ある一定の期間でトレンド入りするコーデュロイ素材ですが素材ならではの、アイテムにするときに注意するべき特徴がいくつかありますのでそれをご紹介しておきます。画像をよく見ていただくとサンプルを正立で撮った画像(2番目の画像)と倒立で撮った画像(3番目の画像)とがあります。見え方が違いますよね。そうです倒立で撮ったものは色が濃く見えます。コーデュロイはご存じのように短い毛足があり、これを下向きにすると光って白く見え、上向きにすると色が深く見えます。商品企画をしている方や日本の縫製工場さんは、その日の夕飯のおかずの献立の事よりも生地の上下の向きの方を気にされて生きているぐらいなので(笑)常識的なことなのですが、コーデュロイは製品にするときの毛並みを上下どちらにするかに注意しないとなりません。

     

     

     

    ここで唐突にクイズです。

    服に仕立てる際にコーデュロイの毛並みは①↓下向き↓?②↑上向き↑?どちらが正解でしょう?

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    答え:クイズにしたくなるぐらいなので予想がつきますが、ハイ、ここは逆張り、②の上向きが正解です。(ただし日本では、またはわたし的には:後述参照)コーデュロイやベルベットを服にする時には色が深く見えるように毛並みを上向きにして仕立てます。

    大概の生地は毛並みがある場合、重力の向きに逆らわず毛先の向きも下にする加工指示を工場に出します。普段から先輩にそう言われ続けている既製品の新人企画者はまず大体の人が加工書にコーデュロイの毛並みを下向きにしてスワッチを貼ります。そうすると待ってましたとばかりに先輩企画者は新人企画者に対し生地の向きが逆だ!と怒鳴りつけるという図式が、これもまた常識のように繰り返されているんですね。確かに毛並みが上の方が色が深く見え、私もその方が良いと思います。

    でも、「ところ変われば」と言う様に、これがイタリアになると違います。例えば北のベルベスト、南のイザイア、高級スーツに該当するこれらのブランドをどちらも相当数バイイングした経験がありますが、イタリアではコーデュロイやベルベットの毛並みは下向きに作るんですね。サンプルを見て毛並みが下向きだったので自分的にはどうも気持ち悪く、自分の発注分は毛並みを上向きにしてくれと依頼したのですが何度頼んでも回答は「NO」。また佐野がおかしな注文をしてきている、ぐらいの勢いでダメ出しを食らいました。「日本は上向きだ!」と言っても「日本はおかしい!」という回答に終始しましたので諦めました…。

    Sato Tailor でオーダーする場合、特に四谷店でのご注文の場合は毛並みは上向きで作らせていただきます。下向きで作れるか。ここは調べておきますが、個人的には見え方として下向きはあまりお勧めはしません。どちらが正解なのか。結論は出なさそうです。日本だけのガラパゴス的コーデュロイ慣習なのかもしれませんが。

    皆様のご来店をお待ちしております。