前回の「フランネルズ」のリニューアルに続き、

スミスウールンの『ボタニー（BOTANY）』も今シーズン、新たにリニューアルされました。

「ボタニー」という名称は、

オーストラリア・シドニー南部のボタニー湾（Botany Bay）から船積みされていたことに由来しています。

使用されている原材料は、52番手双糸を約400gのクリアカットに織り上げたメリノウール。

しっかりとした打ち込みと滑らかな表面感が特徴で、上質な英国生地らしい風格を備えています。

当ブログでも何度かご紹介しているハリソンズの「オイスター」と非常に近い特徴を持っており、

優れた耐久性に加え、冬物でありながら起毛感がなく、適度な光沢が上品な印象を与えてくれます。

ラインナップはオイスター同様、英国的でクラシックな柄構成が中心。

一見似ていても、無地の色味のトーン、チョークストライプのピッチ（幅）、

チェック柄のサイズなどに微妙な差異があり、

それぞれを見比べながら選ぶ楽しさもあります。

価格は2ピーススーツで税込 137,500円と、オイスターとの価格差もほとんどありません。

クラシックを好む方におすすめしたい、非常に実用性の高いコレクションです。

銀座店　神林